ラグビーが大好きなんです

大学ラグビーが大好き!特に関東対抗戦が大好きです。ジャパンも好きです。トップリーグも少し好き。

明治ファンが早明戦を占う

いよいよ早明戦です!両軍のメンバーが発表されましたね。

メンバーはここから↓

2018-12-02 vs 早稲田大学A | 明治大学ラグビー部公式ホームページ

2018-12-02 vs 明大 | 早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト

 

明治ラグビーファンの私が、明日の早明戦を占います。

早稲田ファンの人にも読んでもらえるよう言葉は選ぶつもりです。

 

まずは明治から。

FB山沢の離脱は痛い。

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エリアマネジメントは山沢のキックによるところが大きかったので蹴りあいになった時に、代役雲山がどれだけ対応できるか。早稲田のFB河瀬も1年生なので、1年生同士の蹴りあいがみられます。

 

帝京を粉砕した明治フォワードが早稲田を押しまくると信じています。フォワードメンバーでは帝京戦を欠場したFL朝長が、早明戦も欠場するのが痛い。朝長はホント地道にボールに絡むのでディフェンスも安心してみていられますが、その彼がいないのは痛い。でも石井が帝京戦同様活躍してくれるでしょう。

 

SOは松尾ですね。松尾も帝京戦同様活躍してくれるでしょう。忽那の回復が気になるところです。

 

と明治の気になるところを書きましたが、そのほかは盤石ですね。FW1列目と両LOには不安のかけらもありません。スクラムはもちろん、ラインアウトもHO武井が確実にスローしてくれることでしょう。SH福田がゲームをコントロールし、常に試合を優位に進め、山村と高橋の両WTBがタッチライン際を華麗に走り抜けてくれることでしょう。

 

早稲田は1年生FB河瀬を抜きに語れません。父は往年の明治の名選手。その子がエンジのジャージを着て早明戦に出場する。アナウンサーも触れないわけにはいきませんよね。

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清宮幸太郎ラグビーを選んでいたら、この早明戦でエンジのジャージ着て出場したかもしれないんですよね(さすがに清宮君は紫紺は選ばんでしょう)。うーん清宮ジュニアが出場する早明戦を見たかった。

 

早稲田が勝機を見出すには、スクラムで耐えて、SH齋藤が素早い球出しで明治をかく乱し、アンストラクチャーな場面を多く制してバックス勝負でゴールラインを割るといったプランになるでしょう。SO岸岡が早慶戦に続いてまたもや長ロングDGを決めるなど、訳が分かんないプレーが飛び出すと明治も浮足立つかもしれません。

 

さんざん明治圧勝といった雰囲気で書き連ねましたが、なぜか下馬評どうりとはならず、毎年接戦になるのが早明戦

前売りでチケット3万枚が売り切れている早明戦。今年も名勝負が繰り広げられるでしょう。

ラグビー早慶戦で見たドロップゴールの軌跡

ラグビー伝統校も外国人留学生を獲得すべし!と日々ひとりで叫んでおりますが、それでも早慶戦は面白い。

30年近く大学ラグビーを見続けていますが、例年、慶應は明治には善戦するが、早稲田には勝てないという、慶應>明治、早稲田>慶應という図式は変わりません。今年も、慶應は、王者帝京を撃破した明治に勝ちながら、提供に完敗した早稲田に敗れ、いつもの姿を見せてくれました。

 

早慶戦の総括はこの記事が秀逸です。

number.bunshun.jp

この記事にも触れられていますが、Jスポーツで解説していた慶應OBの野澤武史が、「3人くらい指示を聞いていない選手がいたほうがいい」と言い、アナウンサーや同じく解説の藤島大氏の笑いを誘っていました。

ラグビーを見ていて、いい意味で「お前、なんでそこにいるの!」と思わず叫んでしまうことがあります。こういう天性のカンでプレーする選手が膠着状態を打破してビックプレーを生み出すんですよね。

 

この試合のビッグプレーは私はSO岸岡のドロップゴールだと思います。

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50メートル近くの超長距離ドロップゴールは見た記憶がありません。それもこのドロップゴールはゴール正面でもなく、よく決めたなというかよく蹴ったなというプレーでした。

試合後のインタビューで、外れてもドロップアウトだからダメもとで蹴ったと彼は言っています。私はそういうプレーがあってもいいんじゃないかと思っています。

 

私はもっとドロップゴールを選択してもいいんじゃないかって思っているんですけど、やっぱ難しいんですかね?

ドロップゴールの名場面と言ったら2003年ワールドカップ決勝の、イングランド代表ウィルキンソンの決勝DGですよね。

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これは感動しました。

 

ドロップゴールは3点という微妙な点数ですけど、だからこそ戦術的にもっと多用されてもいいんじゃないでしょうか。

上にあげた試合終了間際の勝ち越しの場面はもちろんですけど、残り5分で7点差だったらあえてドロップゴールで3点取って、最後トライを狙いに行くとかもありかもです。んなあほなっ!って思うかもしれませんが、アメリカのプロスポーツだったら絶対ありですよ。

例えば野球に置き換えてみましょう。8回で4点差1アウト満塁の場面で、ホームランを狙う選手もいるでしょうが、ヒット狙いの指示だっておかしくないですよね。

 

スポーツが違うけど、こういう視点の転換も必要じゃないかぁって思います。

 

早明戦でも岸岡選手のキックの弾道から目が離せません。

ラグビー伝統校こそ外国人留学生を獲得すべき

11月も終わろうとしてます。大学ラグビーでは最終節を迎えたリーグもあり、大学選手権の顔ぶれが揃ってきました。

関西リーグでは天理大学京都産業大学を突き放しリーグ1位を決め、関東リーグ戦では東海大学が接戦の末、大東文化大学を逆転で破り、大きな盛り上がりを見せました。

 

関西リーグで全勝優勝を果たした天理大学は、選手のサイズは決して大きいとは言えませんが、マキシ選手をはじめとする外国人留学生を核として一丸となりタフな試合運びを見せました。京都産業大学も後半突き放されてしまいましたが、ファカイ選手を起点として前半はよくゲームコントロールしていました。

 

11/24(土)に天理大学は全勝優勝を決めた翌日、11/25(日)に東海大学大東文化大学が関東リーグ戦優勝をかけ激突しました。前評判ではファカタヴァ兄弟を擁する大東文化がやや優勢でしたが、アタアタ・モエアキオラ主将率いる東海が耐えに耐え、後半ロスタイムでゴール前のモールを押し切って逆転勝ちしました。これは本当に素晴らしい試合でした。

アタアタ主将でよかったと感じました。東海はペナルティを得るとみんなすぅーっと集まってきて「あーでもないこーでもない」と話し合っていました。風通しが良くて、みんなでチームを、アタアタ主将を、盛り上げようとしているのが画面から伝わってきました。

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敗れた大東文化もいいチームでした。ファカタヴァ兄弟の突破力は脅威ですが、それだけでなく日本人選手もよく鍛え上げられていました。同点なら大東文化のリーグ優勝が決まる状況で、後半終了間際に同点に追いついたときは、「さすが大東、連覇だな」と思いました。まぁ前述のとおり最後は東海のモールに屈してしまいましたが。大東文化は外国人留学生をキーマンとして勝ち進むチームの草分け。ベンチには、かつての名選手シナリ・ラトゥ氏がアドバイザーとして座っています。異国から不安を抱えて来日する外国人留学生にとってはラトゥ氏の存在は大きいことでしょう。

 

あげていけばきりがありませんが、今、トップリーグだけでなく大学ラグビーにおいても外国人留学生の存在は欠かせません。彼らは単なる助っ人ではありません。確かに天理のマキシ選手は11/25発売のラグビーマガジンで「ホントはNZに行きたかったけど、セレクションされずに日本に来た」という趣旨のことを語っていますし、前述の東海のアタアタ選手も同様のフレーズを口にしています。それでもチームに合流後は、献身的なプレーを見せてくれます。

日本人プレーヤーだって「ウチは純国産チームだからしょうがないよ」という言い訳がききません。突破力がある選手がいればチームの勝ちも見えてきます。受け入れる大学側の負担は大きいでしょうが、プラス部分のほうが大きいはずです。

 

11/18に対抗戦で明治大学は8年ぶりに帝京大学に勝ちました。スクラムの勝利と福田主将のゲームメイクの賜物です。

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明治が大学日本一に登り詰めたならば、もう外国人留学生を受け入れていいんじゃないでしょうか。外国人留学生抜きでもイケる!じゃなくて、さらなる高みを目指して受け入れるっていう選択肢のほうが発展的だと思います。

 

アマナキ・レレイ・マフィがトップリーグに復帰しました。

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暴行事件の罪の重さが彼自身が一番深く感じているはずです。いちジャパンファンとしては彼に再び「ギフト」としてジャパンで活躍してくれることを望むばかりです。そして、彼のようなギフトが現れるためにも、伝統校にも間口を広げてほしいものです。

Bリーグでは今シーズンからブーイングが禁止されていた

今シーズン初めて、Bリーグシーホース三河vsアルバルク東京戦をアリーナで観戦しました。

何が驚いたって、フリースロー時のブーイングが禁止されていたことに驚きました。

 

シーホース三河では以下のことを禁止しております!

  • 公序良俗に反する発言や行為。
  • 人種差別やヘイトスピーチ等の行為。
  • 盗撮、窃盗等の行為。
  • コートにものを投げる。
  • チームや選手、審判、他の観戦者への野次、誹謗、中傷。
  • コートに入る。
  • 飲酒運転。
  • フラッシュ・三脚を使用しての撮影。
  • 人を傷つけることを目的とした横断幕や垂れ幕の掲示
  • 主催者側の許可なく、宣伝や営利目的のポスター、チラシ等を会場内・外で配布・掲示する行為。

引用元観戦ルール | シーホース三河

 そうです、シーホース三河では、今シーズンから野次、誹謗、中傷が禁止事項として明記されたんです。

なお、対戦相手のアルバルク東京の観戦ガイドには、Bリーグの観戦マナーを守ってくださいと記載されているだけでした。

では、Bリーグの観戦ガイドには何と書いてあるのでしょうか?

承認の無き横断幕や大型フラッグ、差別侮辱内容の幕および掲出物は使用できません
公序良俗に反する発言や行為は、絶対におやめください

引用元B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

シーホース三河の観戦ルールに比べるとふわっとした感じでした。 

 

では、敵チーム(アルバルク東京)のフリースロー時には何が行われていたのかというと、「Go!シーホース!チャチャッチャチャッチャ(手拍子)」と応援リーダー陣頭でコール&手拍子が鳴り響いていました。さすがにアリーナのモニターではコールをうながすサイネージは映し出されていませんでした。つまり応援リーダーが自発的に行っているというテイです。

 

私は、昨シーズン初めてBリーグシーホース三河)を観戦したバスケ観戦ビギナーです。昨シーズンはフリースロー時のブーイングはガンガン行われていて、30年来のラグビーファンとしては正直ギョッとしました。

ラグビーではブーイングは御法度です。ペナルティーキックやトライ後のコンバージョンキックの時は秩父宮の3万人が静まりかえります。日本国内のラグビーでは、1990年の頃、早稲田大学今泉清のキックの時に「い~ち、に~、さ~ん、し~、ご~」と敵味方いっしょに叫んでいたくらいしか思い当たりません(敵味方いっしょに叫んでいる時点でもはやブーイングではありませんでしたが)。

海外ラグビーを見るとちらほらブーイングもありますね。先日、アルゼンチン代表がホームで南ア代表に勝った試合を観ましたが、南アのショットの時には結構ブーイングが聞こえました。

とはいえ、今でも日本国内のトップリーグ大学ラグビーはもちろん、ジャパンの試合でもブーイングは聞こえません。

  

Jリーグでも相手チームのPKやFKに対するブーイングはほとんどありませんよね。せいぜいホームサポサイドのPK時に応援旗が振られるくらいではないでしょうか。このマナーの良さは、Jリーグがクリーンイメージを最優先した賜物だと思います。

 

プロ野球でもブーイングはありません。昔は口汚いヤジが飛びかっていましたが、今ではほとんど聞かれません。クリーンになったものです。

 

そんな平和な観戦スタイルで長年過ごしてきましたので、昨シーズンまでのBリーグフリースロー時のブーイングにはずいぶん違和感を覚えたものです。結局私はブーイングできませんでした。

一応言っておきますが、NBAでは今も昔もガンガンにブーイングがあることは知っていました。これはどうかと思いますが。

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さて、フリースロー時のブーイング禁止ですが、私はそれ自体はナイス!と思います。Bリーグの客層は半分は女性ですし、家族連れもとっても多く見られます。古参ブースターや熱狂的に盛り上がりたいブースターにとっては不満でしょうが、Bリーグが観客を増やしてエンターテイメントとして定着するためには、新規さんやライトファンも気分よく観戦できる環境整備は不可欠です。

だからといってブーイングの代わりにホームチームの応援コールをするのはどうかと思いますが、過渡期の対策としてはやむを得ないのかなぁと思います。古参ブースターとしては「敵フリースロー時にブーイングしないなんてあり得ない!」でしょうから、そのお気持ちとクラブ・リーグの考えの折衷案として今シーズンはこのスタイルでいくしかないでしょう。

おそらく、ブーイングの代替としてのホームチーム応援コールは長続きしないと思います。なぜなら、はっきり言って「気持ち悪いから」です。気持ち悪いという言い方がアレなら、スッキリしないからです。敵プレーで味方コールは無理があります。応援リーダーは、今シーズン限りでこのスタイルを諦めて、来シーズンからは敵味方問わずフリースロー時は静かにするべきだと思います。NBAではそれが常識!というのは理由にはなりません。bjリーグはもっとスゴかったっていうなら、一層その悪習から決別すべきです。まだ若いBリーグならそれができます。

 

ファン獲得に向けて模索中のBリーグ、目が離せません。

 

ラグビー伝統校はなぜ外国人留学生を獲得しないのか。

大学ラグビーが開幕しました。ここまで最も興味深い試合は、9月30日の明治大-日体大戦ではないでしょうか。

結果は明治31点ー日体大17点で、明治の順当勝ちですが、試合内容は明治にとって厳しいものでした。

ポイントは、今季日体大に入部した外国人留学生の活躍でした。

この試合に出場した、ミキロニ・リサラとハラトア・ヴァレイアの二人がゲインラインを突破しまくりで、明治のディフェンスは一時混乱していました。

この光景、もはや珍しいものではありません。だったら、明治も外国人留学生を入部させて勝利の可能性を増やせばいいのに、なぜかそれをしません。

 

伝統校といわれる(あるいは自ら標榜している)早稲田・明治・慶應同志社は、かたくなに外国人留学生による戦力強化を拒否しています。レギュレーションで認められ、他校は戦力強化に成功しているにもかかわらず、この4校は全くその素振りを見せません。

帝京の大躍進はもちろん、東海や流通経済の活躍は、外国人留学生抜きには語れません。オールドファンには、ラトゥやナモアの活躍が郷愁を誘います。

今季日体大に新加入したハラトア・ヴァレイアの記事です。ぜひお読みください。日体大のために全力を尽くし姿勢がよくわかります。

rugby-rp.com

 

ではなぜ前述の伝統校は外国人留学生を獲得しないのでしょうか。

やっぱり「伝統校のプライド」なんでしょうか。

前述の4校のOB(ラグビー関係者ではない普通の人です)に聞くと、多くの人は「でもウチは外国人留学生なしで勝って欲しいなあ」と言います(全員ではありません)。

きっと4校のラグビー関係者も、突き詰めると同じ気持ちなんでしょう。

できない理由はたくさんあります。今年のウチは強い!受け入れ体制がない!今の選手の出場機会が減る!OBが許さない!

 

でも私は伝統校も外国人留学生を受け入れるべきだと思います。自チームの短期的強化につながるだけではありません。いっしょに切磋琢磨する自チームプレイヤーのレベルアップが期待できます。ひいては、トップリーグや日本代表の強化にもつながります。大風呂敷を広げると、日本ラグビーのために必要なんです。

 

外国人留学生だって、実力があるプレイヤーであればあるほど強いチームでプレーしたいはずです。アマナキレレイマフィだって、少なくとも来日を決意した時点では優勝を争う大学でプレーしたかったはずです(花園大学を悪くいう気は毛頭ありません)。

 

伝統校の中で一番獲得のハードルが低いのは同志社でしょう。むしろこれだけ低迷していて(たまにいい時があるが)どうして獲得しないのかわかりません。

早慶明は、もはや期を逸してしまった感が否めません。

早稲田は総部100周年のタイミングであるかなぁと思っていませんでしたがありませんでした。カッコいいこと言っているんですけどね。

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私は、今シーズン明治が大学選手権で優勝すればワンチャンあると思います。外国人留学生なしで優勝すれば、ムキになる理由が1つ減ります。

 

是非今シーズン明治大学が優勝して、外国人留学生獲得を進めて欲しいものです。

プロスポーツにおいて新規ファン獲得とファンベース理論は矛盾しないのか

プロスポーツの経営者やマーケティング担当者にとって、新規ファンの獲得はチームの勝利と同じくらい(もしかしたらそれ以上)重要です。しかし、新規ファン獲得のためには、お金も時間も知恵も必要であり、短期的な収益(集客)を求められている現場としては、勢いクールではない(ベタな)施策を展開してしまいます。

この危険性をわかりやすく解説しているのが、この河内一馬さんのnoteです。

note.mu

この記事では、次のように言い切っています。

「サッカークラブはブランド化しなければならない」という意識を持てないクラブ(チーム)は、衰退する運命にある。小さなクラブがビッククラブになることはなく、ビッククラブは小さなクラブへと落ちこぼれていくだろう。

 ブランディングを後回しにして、目先の集客だけ追っていては、そのチームはいずれ衰退してしまうのです。

この考え方は佐藤尚之さんが提唱しているファンベース理論とは矛盾しないのでしょうか。

ファンベース理論とは、佐藤尚之さんが執筆した「ファンベース」(ちくま文庫)のAmazonの商品説明によると「ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方です」。

ボクはファンベース理論は、これはこれでもっともであり、少なくともプロスポーツにおいてはブランディング構築と矛盾しないと思います。

 

既存ファンへの最大のファンサービスは勝利です。全試合勝つことができればそれに越したことはありません。しかし、全試合勝利なんて、プロ野球は無理だし、サッカーやラグビーだってできて1チームです(当たり前です、2チームが全試合勝利できるわけありません)。それに、恐ろしいことに勝利街道を驀進していても、試合内容がつまらんとか何とか言われて、既存ファンにケチをつけられることすらあります。

勝てないチームでも、既存ファンが納得することは多々あります。プロ野球なんかよくあります。阪神タイガースがダメ虎とか言われて愛され続けていたり、横浜ベイスターズ中畑清監督なんかは外様なのにファンに愛されていました。現在の中日ドラゴンズ森繁和監督もなかなか勝てませんがファンから愛されています。 中畑さんや森さんは選手の起用に愛情があるんですよね。

既存ファンに向けた訴求は、この2つに尽きるんじゃないでしょうか。勝つか、選手を丁寧に使う。

一方、新規ファンの獲得は一筋縄ではいきません。チームが優勝すれば、その時は客席は満員になるかもしれませんが、弱くなったらファンになりきっていない層はすぐ離れていきます。選手起用についてはなおのこと、新規ファンには、移籍か、生え抜きか、苦節何年か、往年の誰々選手の子供か、なんてわかりません。

だから河内一馬さんのテキストにあるように、チーム(クラブ)はブランディングして新規ファンを獲得し、心の移ろいやすい新規ファンに「このチームのファンである自分ってかっこいい」と思ってもらわなくちゃならないんです。

先日も書きましたが、胸にリポビタンDじゃインスタにあげられません。来年、日本代表が予選突破すれば瞬間的に売れまくるでしょうが。ブランディングしてくれないと、新規ファンが集まらないだけじゃなくて、既存ファンですら肩身の狭い思いをしなくちゃなりません。

 

先ほど流れてきたネットニュースです。

みんなでスクラムしてW杯が盛り上がるんなら、それは素晴らしいことでしょう。

どうも、自治体は(これは商工会議所ですが)お金をかけずに、関係先に声をかけて達成できるイベントをやりたがりますね。何人集まった、ネットニュースに載った、地元の新聞にも載った、いい汗かいた。担ぎ出された、企業の従業員や市役所の職員はたまったものじゃないでしょうね(知らんけど)。こういうベタなアプローチで満足するのはホントいい加減にしてもらいたいものです。

ラグビーW杯開幕1年前だというのに、なぜまったく盛り上がっていないのか(後編)

先日、河内一馬さんのnoteにインスパイアされて、トップリーグが極めて内向きだから、ラグビーワールドカップが開催1年前だというのに盛り上がらないんだ!という記事を書きました。

河内一馬さんのnoteです。

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今回は、いよいよ日本代表のお話をします。

まずは日本代表(ファンはジャパンと呼んでいます)のユニフォーム(ジャージ)をご覧ください。


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私物です。

胸に大きく、リポビタンDのロゴが入っています(ちなみに背中にはTOSHIBAのロゴが入っています)。このジャージを見て妻は「えっ、リポビタンD?!」とつぶやきました。

はっきり言います。カッコよくないです。

 

リポビタンDは素晴らしいドリンクです。レッドブルはリポビタンDに影響を受けて製造されたというのは有名な話です。リポビタンDがいっぱい売れるといいなぁと思っています。

でも、胸にリポビタンDでは、家から着て行く勇気は(ボクには)ありません。今年6月に豊スタで行われた日本代表とジョージアの試合の時に、気合を入れて豊スタ最寄りの豊田市駅ではなく知立駅から着ていきましたが、その名鉄電車の中でこのジャージを着ていたのはボクだけでした。豊田市駅を降りるとこのジャージを着た人も多くホッとしました。

リポビタンDを製造販売している大正製薬は素晴らしい会社です。会社を非難する考えは全くありません。何より、1995年W杯でニュージーランドオールブラックス)に17-145という歴史的大敗を喫し、そのショックからラグビーファンが立ち直れていない2001年から日本代表を強化するため、17年にわたりラグビー日本代表をスポンサーとして支援してくれている大恩人です。大正製薬はホントに寛大です。スポンサーになって10年がたった2011年W杯でも、日本代表はオールブラックスに7-83で大敗しています。それでも支援を続け、2015年W杯で日本代表はやっと花開きました。

それでもです、カッコよくないです。

河内一馬さんは、前記したnoteの前に、これまた素晴らしい記事をnoteに書いています。

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この記事の中で、河内一馬さんは、サッカーのユニフォームはスタジアムを飛び出してクールな街着として成立しつつある(外で着られないユニのクラブは衰退する)と、論理的に述べています。

翻ってラグビージャージです。ラグビージャージこそ、一昔前は普通に街着として着られていました。上手に着こなせば、キャンプやバーベキューみたいなカジュアル重視の場でなら着ることもできるでしょうが、今では街で見かけることはありません。

そんな中で、カタカナでリポビタンDです(Dはアルファベットでした)。インスタには映えません。知人間でのみ交流するFacebookが精一杯です。

サッカー日本代表のユニフォームは、さすがに普段街で見ることはないにしても、スポーツクラブに行くとちょくちょく着ている人を見かけます。せめてこれくらいのクールさをラグビー日本代表のジャージにも備えてほしいものです。

今は、ラグビー協会とトップリーグ加盟クラブが一枚岩となって、資金を投入しながら、チーム強化に力を入れているので、2019年W杯が始まれば国内開催ということもあり勝利のニュースで盛り上がることでしょう(それを期待しています)。でも、ラグビーがカッコよくないと、また2015年W杯の後のように尻すぼみとなってしまします。ラグビー協会はそれを恐れているはずです。

2019年W杯が終わったら、リポビタンDにはお引き取りいただいて、日本ラグビー協会は丁寧にブランド戦略を立てて、街でも着られる(せめて日本代表の試合のときは家から着られる)デザインのジャージにしていただきたいものです。じゃないとデートでラグビーに誘えません。